WAH GWAAN で使ってるスパイス、ハーブの一部をご紹介♪
コリアンダーシード
コリアンダーはセリ科の多年草で、南ヨーロッパ、地中海沿岸、中東地域が原産地です。
現在では世界中で栽培されています。
使用部位は葉と種で、葉はハーブとして、完熟した種はスパイスとして利用されます。
コリアンダーの葉は中国語では香菜(シャンツァイ)、タイ語でパクチーとも呼ばれます。
コリアンダーの呼び名
コリアンダーという名前は Koris (カメ虫) + Annon (アニスの実 ) の合成語コリアンドルム(学名)からきています。
その名の通り葉や茎、未熟果からはカメムシのようなにおいがします。
また完熟果からはアニスに似た甘い匂いがします。
アニスとはエジプト原産の香辛料で、日本名ではコエンドロといいます。
コエンドロはポルトガル語のコエントロからきています。
コリアンダーの実はオレンジの皮のような、もしくはレモンとセージを合わせたようなまろやかな甘い香りがします。
コリアンダーの種子は軽く焙煎することで、甘い香りがより強調されます。
インドでは粉末にして使う前に少し焙煎してから使われることが多いです。
コリアンダーの精油は葉ではなく種子から抽出されます。
コリアンダーの精油にはリナロール、ゲラニオール、ボルネオールなどの成分が含まれていて、消化吸収を促進させる効果や気分を高揚させる効果があります。
他にもコリアンダーの主成分のリナロールが神経の緊張をほぐし、イライラや不眠の解消の効果もあります。
コリアンダーは料理にレモンやオレンジのようなまろやかな香りをつける効果があります。
完熟実は甘い香りを生かしてカレーやシチュー、ピクルスなどにも使われます。
粉末にしたものはパンやクッキー、フルーツケーキなどの焼き菓子にもよく合います。
粉末にしたコリアンダーの実は臭み消しとしてひき肉料理やソーセージにも使われます。